爪の削り方

爪のカットには爪切りを使うと思いますが、爪のお手入れ道具として爪切りは実はあまり相応しくありません。爪は何層にも分かれているので、爪切りを使うと爪の層の各断面にヒビを入れてしまう可能性があるからです。

つめに優しく、爪切りの代わりに使われるのがネイルファイルと言われるものです。ファイルと言いうのは爪を削ることを言い、その道具をネイルファイルと呼びます。
色々な種類がファイルにはあります。エメリーボードと言われる地爪向きのファイルがありますし、スカルプチェアなどの人工爪を専用に削るものや、アクリル製のジェルネイル、爪の表面に使用するバフィングタイプなどがあります。

エメリーボードは人工爪に使われるものより目が細かくなっています。しかしあまり目が細かいものは、きれいな仕上げには向いていますが、爪を削る事には不向きです。この目の粗さを単位で数値化すると「グリット」といいいます。数値が大きいほど目が細かくなります。爪の表面を美しく磨くものは、400から600が目安になります。このクラスのものは、長さを削ることは出来ません。購入するときには、使用用途に合わせて確認して購入しましょう。

ネイルファイルは厚さも重要です。厚さがあると、爪を削るときに付加がかかりやすくなるので、時爪を削るときには薄いものにした方が良いでしょう。反対に人工爪は、厚みのあるもののほうが削りやすいので良いでしょう。

ネイルファイルを使う時に気をつけた方が良いのが角度と方向です。爪の下に入るようにして、45度の角度で当てて爪の裏側から削りましょう。これは爪の断面にひびを入れないために削る方向は一方向にしましょう。